HOKUGA >
北海学園大学 >
工学部・工学研究科 >
研究紀要 >
北海学園大学工学部研究報告 >
第32号 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hokuga.hgu.jp/dspace/handle/123456789/792
|
タイトル: | 鮭白子由来二重らせんDNAの抽出・精製の新技術(1) |
その他のタイトル: | A New Method of Extraction and Purification of Double Stranded DNA from Salmon Milt |
著者: | 相川, 雅之 松永, 政司 AIKAWA, Masayuki MATSUNAGA, Masaji |
発行日: | 21-Feb-2005 |
出版者: | 北海学園大学工学部 |
抄録: | 二重らせんDNAをダイオキシン類や発癌性物質等の除去に活用するため,二重らせんDNAを鮭白子より抽出・精製する新技術開発の研究を行った。乳化状白子液中からDNA分子より大きな爽雑物を充分に除去した後に,低分子量の蛋白質あるいは分解されたアミノ酸類等とDNA分子とを透析膜により分画することで,純度が高くかつ高分子量の二重らせんDNAナトリウム塩水溶液を得た。さらに,この水溶液を塩化カルシウム水溶液と反応させることでDNAの沈殿を発生させる新しい精製方法を見出した。これにより,DNAナトリウム塩とDNAカルシウム塩の新しい製造方法が確立された。この製造方法により得られた二重らせんDNAナトリウム塩の純度は95%,DNAカルシウム塩は75%,二重らせんの割合は67%,また分子の大きさはナトリウム塩で10キロ塩基対(kbp;平均分子量660万),カルシウム塩では平均20kbpであった。この新しい製造方法は二重らせんDNAの大量生産を可能にし,かつ大幅なコストダウンをもたらすものと考えられる。 |
URI: | http://hokuga.hgu.jp/dspace/handle/123456789/792 |
出現コレクション: | 第32号
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|